吉良薫琉は家の借金を返すため、一流企業に100%採用してもらえる、
社長令嬢や資産家の息子ばかりが通う超お坊ちゃま男子校に特別奨学生枠で入学した。
しかし、薫琉は、VIP生徒・御園生衣邑(ミソノオ イオリ)に突然「リザーブ」にされてしまった!
「リザーブ」とはVIPの側で色~んなお世話をする召し使いのこと。
御園生の制服を脱がしたり、Hな事をされても我慢したり、あんな事とかこんな事とか…
薫琉は毎日お泊まりしてせっせとお世話をするけれど…!?
こんばんは。遂に「きのう何食べた?」を買ってしまった尾張くんです。
料理漫画大好きな自分にとってはやはり抗うことはできませんでした。
まぁそんなことは置いといて本日も普通に更新。
本日は「迷える庶民に愛の手を」より吉良薫琉(きら かおる)くんのご紹介。
一言で言うとイケメン御曹司とお世話係の美少年(不幸属性)のいちゃらぶ同棲生活物。
いつもならこういう本はネット書店で買うんですけど新刊コーナーにあったのを発見たので、
恥ずかしながらリアル書店で買うことに相成りました。
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買ってて良かった! みなみ遥BL作家全然詳しくない僕が言ってもなんだけど、この人の作品は今のところ外れがないです。
絵は通常時はもちろん、崩れた時もぷにぷにした感じで可愛いし、そしてなによりネコ役の
キャラクターが外見も性格も含めて男性でも素直に可愛いと思える感じなのが良いんだよね。
セクハラされるカオルくんも可愛いんだけど一番好きなのはお昼を一緒に食べてるシーンです。
後半のお風呂とかもそうなんだけど自然にイチャついてるシーンってのが僕は大好きなのだ!
当人同士はいたって普通だけど、周りから見るとピンクオーラ出てる!って感じなのが特に。
なので今作のような全編イチャイチャしてるようなラブコメはなによりの癒しになりました。
あえて不満を挙げるとしたら一つあります。
それは物語である以上起承転結があるわけですが、その“転”の部分でちょっとシリアスなお話に
なったのがいちゃいちゃを読みたいだけの自分にとっては微妙な印象でした。
二人の関係を誰もなにも言わないどころか応援する世界観は逆に清々しい。
背徳的なダークな世界観でのインモラルラブ良いけど、こういう明るい感じのもまた良いです。
あと描き下ろしの21Pではまた同棲生活を始めた二人の初めてのエッチが描かれてます。
局部の描写はほとんどないかにもBLだなあといった感じのエロシーンなんですけど、
その分キスシーンでの粘膜がとってもえっちくて良かったので十分満足。
みなみ遥先生には是非、もう少しメジャー誌でこんな感じの連載をして
男向け(?)BLという物の地位を向上してもらいたいと思う尾張くんであった。